一つずつ
一つずつ 砂は落ちる
一瞬ごとに時は過ぎゆく
あるものは来り あるものは行く
それを全部つかもうとしてはいけない
一つずつ 義務はあなたを待つ
そのとき その一つに全力を注ぐのだ
未来を夢見て得意になってはいけない
むしろ その一つ一つに学ぶのだ
一つずつ 喜びは与えられる
それは天よりの輝かしい賜物だ
いつでも受ける備えをし
いつでも失う備えをしなさい
一つずつ 悲しみはやってくる
武具をつけて攻めてくる敵を恐れるな
一つが現れれば 一つは消える
それは地を横切る影のようなものだ
悔恨のあまりに ぐずぐずと足踏みし
時が駆け足で去るのを嘆いてはいけない
日々のわざをなすのを忘れ
あまりに遠くを見すぎてはいけない
時間は神の約束の金の鎖
それは天にまで届いている
その環を一つずつ取ってゆくがよい
旅路の果てに鎖を断ち切らないために
アダレイド・プロクター「Poems」