完璧を期待するな
キュウリが苦い? ならば捨てよ。道に茨がある? ならば避けよ。それで十分だ。不快なものの存在をなぜ思い悩むのか。そんなことでは、自然を究めている者に笑われるぞ。大工や靴屋だって、仕事場の床におがくずや木っ端が落ちているのを咎められたら、大笑いするだろう。ただし、そうした職人たちは不要なものをごみ入れに捨てるが、自然にはそんなもの必要ない。
マルクス・アウレリウス
* 私たちは何でも完璧に進めたがる。そして自分自身にこう言い聞かせる。条件が整ったら、機が熟したら取り掛かろう、と。でも本当は、目の前の現実に集中して、何とかしようと努力する方がうまくいくのだ。
ライアン・ホリデイ